おうち時間が増えてきて、『断捨離』という言葉をメディアで見かけることが多くなってきたね。
『断捨離』と一緒に『ミニマリスト』っていう言葉も聞くことが増えたけど同じようなものなのかな⁇
似ていると思われがちでよく混同されているけど、実際は全く違うものだよ!
今回はこの2つの違いに焦点を当てて説明していくね!
まずはじめに、この2つの決定的な違いは、『断捨離』は自分と向き合って、必要ないものを手放していく「行為」のことを指し、『ミニマリスト』とは自分にとって必要最小限のものだけで生活する「人」のことを指します。
『断舎離』
『断捨離』とは
断捨離(だんしゃり)とは、
1. 沖正弘が提唱したヨーガの思想。1976年の著書『ヨガの考え方と修業法 上巻』において「断捨離」という語が使用されている。
2. 作家のやましたひでこが提唱し、商標登録する、不要な物を減らし、生活に調和をもたらそうとする思想。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
最近話題になっている『断捨離』の意味として使われているのは「やましたひでこ」さんが提唱した思想の方です。
『断捨離』の考え方
この『断捨離』という言葉には、それぞれ一つずつの文字に意味があるといわれています。
- 断行:新たに手に入りそうな不要なものを断つ。
- 捨行:家にずっとある不要なものを捨てる。
- 離行:物への執着から離れる。
そもそもこの片付けにおける『断捨離』という言葉は、ヨガの考え方を取り入れており、不要なものを取り込まず、手放していくこと。
そして、物に限らないで人間関係や時間、思考など様々なことに対する執着を捨てて生きていくことを進めるものです。
ただ単に、物を捨てるのではなく、『自分』と向き合って、何が必要で、何を手放すか考えて、より良い人生を手にするための行為であるといえると思います。
『ミニマリスト』
『ミニマリスト』とは
『ミニマリスト』とは、「minimal(最小の)」という言葉がもとになってできた言葉です。
2010年頃に海外で広まった思想であり、最小限の持ち物で暮らす人のことを表現する言葉です。
日本でもそのブームは年々広まってきており、2015年には新語・流行語大賞にノミネートされたこともあります。
『ミニマリスト』の考え方
『ミニマリスト』が誕生した背景は、アメリカの富裕層の人たちが発端となっているようです。
彼らは、欲しいものを何でも手に入れることができます。
しかし、全てを手に入れるのではなく自分で厳選し、洗練された質の良いものだけに囲まれて生きていきたいという考えが元になって広まっていきました。
『ミニマリスト』といわれる人たちは、基本的に『自分』にとって最小限の物しか「持たない」といわれています。
ワンルームの部屋でソファーもベッドもテレビもない生活をする人もいれば、これらのものを持っているミニマリストもいます。
ようするに、その人が『自分』にとって何が最も必要なのかということを突き詰めて行った先で、必要になったものを、厳選し質の良いものだけを選び、最小限の大好きなものたちに囲まれた生活をする人たちのことです。
『断捨離』と『ミニマリスト』の違い
この2つの大きなな違いは、『断捨離』は自分と向き合って必要ないものを手放していく「行為」のことを指し、『ミニマリスト』とは自分にとって必要最小限のものだけで生活する「人」のことを指します。
『断捨離』を繰り返していくと、結果的に『ミニマリスト』になる人もいるかもしれませんね。
まとめ
今回は、『断捨離』と『ミニマリスト』の違いについてまとめてみました。
コロナ禍でお家時間が増えている今だからこそ、『断捨離』を通して、自分や身の回りの物・時間の使い方や物事の考え方などと向き合ってみてはいかがでしょう。
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